🐾 フジタからはじまる猫の絵画史へ行ってきました

障がい者手帳の利用

―やさしさとアートが出会う場所―

猫が大好きな私は、「フジタからはじまる猫の絵画史」を観に府中市美術館へ行ってきました
(ちなみに犬も好きです🐶)

藤田嗣治(ふじた・つぐはる)という画家のことは、正直あまり知らない状態での訪問でした

でも、作品を目の前にすると、その世界観のやさしさや繊細さにすぐ引き込まれました


🎨 藤田嗣治さんってどんな人?

藤田嗣治さん(1886〜1968)は、明治時代に生まれ、のちにフランスで活躍した日本出身の画家です

カトリックの洗礼を受けてからは「レオナール・フジタ」と名乗り、パリのモンパルナスで多くの芸術家と交流しました

彼の絵は、東洋と西洋の美しさを融合した独自のスタイルが特徴です

特に有名なのが「乳白色の肌」を描く技法

まるで光をまとったような白い肌に、黒の細い線で描かれた輪郭がやさしく重なり、温もりを感じさせます

さくら
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猫の絵では、ふんわりと猫の周りにオーラのような感じがあり、独特な白の使い方だなぁと感じました

藤田さんは猫をとても愛しており、しなやかな姿や小さな仕草まで丁寧に描いていました

猫たちはただのモチーフではなく、人の心に寄り添う存在として表現されているように感じます

戦争を経験し、晩年にはフランスで礼拝堂を自ら設計するなど、人生の最後まで「祈り」や「平和」をテーマに描き続けました

さくら
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その背景を知ってから改めて作品を見ると、やさしさの奥にある深い祈りのようなものが伝わってきます


🖼️ 展覧会で印象に残った作品

特に印象に残ったのは「猫の教室」

14匹の猫たちがまるで学級のように並び、鳩時計ならぬ“猫時計”のようなモチーフもありました

さくら
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中には寝ている猫もいて、観ているこちらまでほっこりしました

藤田さんのほかにも、様々な画家のたくさんの猫の絵が展示されています

子猫のいたずらな表情や、幻想的な雰囲気の作品など、飽きることなく楽しめます


☕ カフェと館内のやさしさ

チーズが猫の形ですよ

1階のカフェでは、展示をイメージした猫モチーフのランチメニューがあり

可愛らしい盛り付けに思わず笑顔。味もとっても美味しかったです

頼んではいませんが、ブレンドティーやケーキなども充実しています

館内はバリアフリー設計で、車いすでも安心して移動できます

スロープやエレベーター、多目的トイレも整っていました


♿ 障がいのある方への配慮ポイント

  • 入館はバリアフリー対応(スロープ・エレベーターあり)
  • 障害者手帳をお持ちの方と付き添い1名は入館無料
  • 館内に車いす貸出あり
  • 静かな展示室で自分のペースで鑑賞可能
さくら
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混雑時を避け、平日の午前中などに行くと、よりゆったりと過ごせます


🏛 開催情報

  • 会場:府中市美術館(東京都府中市浅間町1-3 都立府中の森公園内)
  • 会期:2025年9月20日(土)〜12月7日(日)
  • 開館時間:10:00〜17:00(入場は16:30まで)
  • 休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
  • 金額:入館料大人1000円 
さくら
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障がい者手帳の掲示で本人と介助者は無料です

府中市美術館

藤田嗣治さんが愛した猫たちは、どの絵の中でも穏やかで、

猫が好きな方は、新たな猫の一面を見ることができるかもしれませんね。

戦争の時の大変さもわかることから、アートを通じて、やさしさや平和の大切さを感じられる展覧会です

ぜひ、自分だけの“お気に入りの猫”を見つけてみてください🐾

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