こんにちは、さくらです。
サラリーマンやOLの方は、年末調整の時期になってきました。
さくらの夫もサラリーマンなので、この時期に各書類が多く、億劫になっているそうです。
正直書き方が良くわからなかったりするんだよね
元経理をやっていた私が教えましょう!
実は、障害を持った人が配偶者(今回は妻である私)や扶養している家族にいるときは、特別な控除枠があるため、その制度を十分に利用して、税金を少なくするようにしましょう!
このブログでは、
- 年末調整とは?
- 障害者が家族にいるときの書き方の注意点
- その他におすすめの節税方法
- 年末調整のほかにやらなくてはいけない事
このようなことを書いています。
それでは、
年末調整とは?
そもそも年末調整とは何で行うものなのでしょうか?
年末調整とは、1年分の収入が決まった時に、正確な所得税額を計算することで通常の給料で天引きされていた所得税との過不足分を精算する作業です。
どうしてそんなことをする必要があるのかな?
普段の給料は扶養家族の数でざっくりと所得税額を計算しているから、1年間で一度正確に計算するんだよ。
あとは、経費として計上して収入にならない分を税の計算から引けるんだよ。
所得とは、給与収入から経費を引いたものですね。
経費を引くことを『控除』と言いますので、覚えておきましょう!
控除には様々な種類があるので、私の夫が使っているものを紹介します。
- 基礎控除…納税者の基本的な経費分(最大48万円)
- 配偶者控除…配偶者が働いていない場合の経費分(最大38万円)
- 障害者扶養控除…障害を持っている人を扶養している場合の経費分(人数と障害の程度による)
- 生命保険料控除…生命保険金など、自分に対して備えている経費分(最大12万円)
- 小規模企業共済等掛金控除…idecoなどの将来に対して備えている経費分(掛金全額控除)
- 住宅借入金等特別控除…住宅ローン減税を利用した時の還付分
私の夫が該当しているものはこちらですね。
このほかにも、ひとり親控除や社会保険料控除、地震保険料控除などがあります。
どれくらいの控除になるんだろう?
ざっくり150万位かな?
収入が400万の場合、150万を経費として控除された場合、所得が250万として考えて、そこから所得税を計算します。
そうすると、約194万円までは5%、194万円から250万円までは10%の所得税がかかるので、全体で約15万円くらいの所得税がかかります。
もし、年末調整が無かった場合は、基礎控除と扶養控除の二つ分だけを簡易的に計算された金額だったため、80万位しか控除ができずに、22万円くらいの所得税がかかっていたものと思われます。
このように、控除する金額が多くなる人は、年末調整で還付(お金が帰ってくること)が多くなってきます。
出来るだけ多く払った税金は返してもらえるように、年末調整で正しいこと記入をしましょう。
注意しなくてはいけないのは、精算によって不足分がある場合は年末調整で税金を納めなくていけません。
障害がある人が家族にいるときの書き方の注意点
障害がある人が家族にいるときには、特別な控除枠があります。
障害者扶養控除のことですね。
障害者扶養控除とは、障害がある人が家族にいるときにいない家庭より多くの経費が掛かることから、特別な控除枠が用意されています。
区分 | 控除額 | |
障害者 | 27万円 | |
特別障害者 | 40万円 | |
同居特別障害者 | 75万円 |
このような控除枠がありますので、扶養している家族がその場所に分類されるかを確認してください。
書き方は、扶養控除申告書に障害者扶養控除の枠がありますので、その枠に人数をとレ点チェックをしてください。
その他に、手帳の種類、交付番号、交付年月日の記入の必要があります。
おすすめの節税方法と年末調整以外の節税方法
さくらおすすめの年末調整での節税方法
私のおすすめの節税方法は、確定拠出年金のidecoですね。
こちらは、勤務形態によって変わってきますが、1年間でかけた金額の全額を控除額として申告できます。
一般的な従業員の場合は、月2万3千円まで投資に使えるため、こちらを行うと年間27万6千円を全額控除することが出います。
余剰金の貯金を年金として資産運用する必要がありますが、将来使うお金として取っておくという意味では、お金を減らさずに税金を減らすことができます。
生命保険料控除も似たような控除ですが、掛け金に対しての控除割合が低いので必要な分だけというところでしょうか。
年末調整以外の控除について
年末調整以外の控除については、確定申告で行う必要がありますが、こちらも大事な控除なので、申告し忘れないようにしましょう、
- 医療費控除…年間10万円以上医療費がかかった場合受けられる控除
- 寄付金控除…ふるさと納税を行った時にできる控除
この2つは年末調整では申告ができないのですが、控除額が大きいのでしっかりと申告しましょう。
以前にふるさと納税で書いた記事がこちらです↓
最後に
節税について書いていきましたが、なんかめんどくさいと思われるかもしれません。
ですが、節税をうまくすると10万円以上年間で戻ってくることがありますので、どのような制度があるのかを理解し、自分に合った節税を実践してみるといいですね。
私も初めは全く知らずに過ごしてきていましたが、ちょっとずつ勉強して理解していきました。
何事も勉強が大切だなと思いました。
今日はここまで、さくら
コメント