脳梗塞の経緯⑤ ~回復期リハビリへ~

発症時の経緯

こんにちは、さくらです。

当ブログに来ていただいてありがとうございます。

前回の投稿から1か月近く開いてしまいましたが、発症時の経緯の続編を書いていこうと思います。

さくら
さくら

記憶の整理に時間がかかってしまいました。

今回は、回復期リハビリでの出来事を書いていこうと思います。

回復期リハビリは4月から8月末までの5か月間入院していました。

その時、転院してから1か月、5月までのお話です。

前回の経緯はこちら↓

それでは

回復期リハビリとは

回復期リハビリとは、前回の経緯④で書きましたが、

体の機能の回復を目的、日常生活を取り戻すためのリハビリとなります。

回復期のリハビリ内容は、

  • 言語→言葉を忘れたけどしゃべれるようにする
  • 理学→マヒがあっても歩けるようにする
  • 作業→マヒがあっても日常生活を送れるようにする

ざっくりこのような内容でリハビリを行っていきます。

転院時のさくらの状況

転院時のさくらの状況は、

  • 全くしゃべれない
  • 立てるけどほとんど歩けない
  • トイレは一人でできない
  • 食べ物はスプーンで一人で何とか食べれる
  • 右手は肩から先が全く動かない

このような状態でした。

当然、家に帰れる状況ではなかったです。

転院一日目

転院一日目は、

  • 家族と主治医、専属の看護師、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士の方との顔合わせと、
  • 現状の把握
  • 今後のスケジュール
  • 病院での注意事項
  • 差額ベット代、アメニティ代の説明

など、様々な説明を受けて一日を過ごしました。

半年間に一人に対して6人の先生や看護師が付きます。

この時夫は、主治医の先生から、よく生きてたね、ほんとだったら肺塞栓で即死だったよ、とかいわれたとか(笑)

病院は60歳以上の方が脳梗塞や足の骨折などでいることが多かったです。

30代は病院内でも2人から3人程度でした。

一人だけ10代の子がいました。

回復期リハビリ 2日からのスケジュール

回復期リハビリのスケジュールは、専属のジムトレーナーがついたジムのような感じです。

食事量、運動量、トイレやお風呂や睡眠時間までもを24時間管理されるジムです(笑)

スケジュールはこんな感じです

7:00 起床

8:00 朝ご飯

9:00 リハビリ(言語・理学・作業のどれか)

10:30 リハビリ(言語・理学・作業のどれか)

12:00 昼ごはん

13:00 リハビリ(言語・理学・作業のどれか)

14:30 自主トレ、宿題をこなす

16:00 お風呂

18:00 晩御飯

19:00 自ロビーでの折り紙などのレクリエーション

22:00 消灯

自主トレは、ストレッチと筋トレを1時間くらいかけてやります。

宿題は、言語のもので、ひたすら毎日、自分の名前、家族の名前、住所、電話番号、数字、ひらがな、カタカナを書いていきます。

こちらも毎日1時間くらいです。

寝るときは、マヒの右手にボールを持たせられます。

一日のうち、リハビリを自主トレを含めて5~6時間くらい行います。

当然お菓子、お酒は禁止です。これは痩せます(笑)

言語のリハ ST

言語のリハビリはSTと言います。

言語聴覚士の方の Speech-Language-Hearing Therapist から来ています。

言語リハで、初めの1か月にやったことは,

2文字から3文字くらいの言葉の絵を見せられて、それをひたすら答えていくというもの

リンゴの絵を見せられて、

リンゴが思い出せなかったり、うまく言えなかったり、違う言葉を言ってしまったり

さくら
さくら

当時は何もしゃべれませんでした

宿題を毎日たくさん出してくれる素敵な先生でした(笑)

理学のリハ PT

理学のリハのことをPTと言います。

理学療法士の方の Physical Therapist から来ています。

理学のリハビリは、立ったり座ったり歩いたりというものです。

ベットの上でストレッチのようなものをしたり、筋トレのようなこともやります。

私の場合は、足のマヒはそこまでじゃなかったらしく、リハビリで歩けるようになると先生が言っていたようなので、足のリハがメインでした。

初めは、車いすから立つのも難しいので、そこからゆっくり立ち上がることを行っていました。

血液サラサラの薬をこの時も飲んでいたので、ケガの危険があるこのリハは大変だったと思います。

宿題を毎日たくさん出してくれる素敵な先生でした(二回目)

作業のリハ OT

作業のリハのことをOTと言います。

作業療法士の方の Occupational Therapist から来ています。

家の日常生活のリハビリで、マヒがある状態でもトイレに行ったり、お風呂に行ったり、洗濯物をたたんだり

という日常生活が片麻痺でもうまく送れるような体の使い方をリハビリします。

私は、利き腕の右手がマヒになってしまったので、ハシを使えるようにするなどの利き腕交換から始めました。

言葉の意味はなんとなく分かるので、言われたとおりに真似をするのでが、利き腕ではないのと片腕なので、ハシもうまく使えません。

リハ後の宿題は、特にないのですが、食事や歯磨きなど様々なことが利き腕交換のリハビリのようなものでした。

回復期リハビリ 転院1か月のさくら

転院して1か月目だと、まだ意識もボーとしてることも多く、

自分が何のために頑張っているのかもわからない日もあり、モチベーションが上がっていなかったと思いました。

ただ、家に帰りたい、という思いしかなかったかなと思います。

そんな中頑張れたのは、毎日息子と夫が病院に来てくれたことだと思います。

来て、リハビリの内容を聞いてくれたり、学校のことを話してくれるだけで少し笑顔になりました。

面会時間は夜の8時まででしたので、夫は7時に仕事を終えて子供を連れて7時30分くらいに来てくれました。

土日は2時間くらい来てくれました。

大変だったなと思いますが、そのおかげで今の私がいると思います。

次回は、実際に行っていたことをもう少し詳しく紹介しようと思います。

今日はここまで、さくら

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