こんにちは、さくらです。
障害を持っている人で、車いすに乗っているなど、身体的障害が視覚的にわかる場合は、認知されやすいのですが、
見た目で分かりにくい症状のある方などで、支援や配慮が必要なことを知らせるために便利なものがあります。
それはヘルプマークというものです。
使用方法や受け取り方をまとめてみましたので、ご参考にしてください。
ヘルプマークとは?
平成24年に東京都が援助や配慮を必要としているのに、外見からはわからない方が、ほかの人から援助を受けやすくするために、作成されたものです。
このマークを所持している人を見かけたら、『何か手伝うことができますか?』と声をかけやすくなります。
よく見かけるのは、電車の中で席を譲ることなどを見かけます。
私は身体障害2種の上肢3級、下肢7級を持っていて、よく公共の交通機関を利用するのですが、このマークをバックにつけていると、『席を譲りましょうか?』と声をかけてくれる人がいます。
片麻痺なので片手でバックを持って、つり革を持つのは大変なのと、
動く左手と左足はよく腱鞘炎になっていることもあり、とてもの助かっています。
デザインについて
十字とハートの組み合わせで、だれもがわかりやすいデザインになっています。
東京都は、こちらのデザインを商標登録しており、申請を出すとデザイン通りに作れば自分たちでも作成をできます。
私も知り合いの人が、かなり大きなカードにして持っているのを見たことがあります。
全国の普及状況
全国の普及状況を調べてみましたが、
ヘルプマークは東京都での利用にとどまらず、全国で広まってきているようです。
平成24年から東京都で始まり、令和2年10月31日で1都1道2府41県まで広まっています。
確認したら熊本県と鹿児島県もヘルプカードの配布は始まっていますね。
熊本のヘルプカードにはくまモンが載っているようですね。
ヘルプマークはどんな人が使えるの?
私は、脳梗塞発症当初は車いすで過ごしていましたが、リハビリでちょっと歩けるようになったので、よく見ないと外見上はわからないと言われることが多いです。
そんな私のような障害を持っている人だけでなく
- 妊娠中の人
- 聴覚障害のある方
- 義足、人工関節を使用している方
- 精神疾患、知的障害のある方
- 難病の方
など、障害者手帳や診断書の有無にかかわらず持つことができます。
ヘルプマークはもらうことができるの?
そもそもどこにあるの?と思いますが、
皆さんのお住いの自治体にて、福祉課などの担当場所で受け取ることができます。
私も役所に行って、くださいと言ったら案内されて、簡単に渡されました。
受け取るときに、障害者手帳、母子手帳、診断書などの提出を求められることはなかったです。
え?こんなにあっさり?
というくらい簡単に受け取れました。
この時に、『複数のバッグに付けたいので、2つください』と言ったところ、ちゃんと2つ頂けました。
私の場合は、いろいろなバッグに付けたり外したりするのは大変なので、複数個持っていると非常に助かっています。
災害時の非常持ち出し用のバックに常につけているものもあります。
ヘルプマークの使用例
私の使用例を紹介したいと思います。
このような感じで、バッグにつけて街中を歩きます(笑)
以前はちょっと恥ずかしかったのですが、最近は気にせずつけて歩いています。
ヘルプマークにてさくらの思うこと
付けないことで感じていた不自由さが、付けたことにより、より人の優しさを感じることができました。
気が付かない相手が悪いわけではないので、障害を持っていることを気付いてもらう努力も必要だと感じています。
ヘルプカードができたのはここ10年くらい最近のことですが、世界はだんだん良くなっていると感じます。
駅にはエスカレーターやエレベーターがあり、私が小さいころだったら、今の症状ならそんなに外に出れなかったです。
少しづつですが生活がしやすくなっているのかな、と思います。
人の優しさを感じながらこれからも過ごそうと思います。
今日はここまで、さくら
コメント